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2015.10.30 Friday
<発達障害Q&A>
Q 子どもが偏食です。給食もまったく食べないのでお弁当にしています。また、同じものを飽きるまで食べ続けます。無理にでも食べさせたほうがいいのか、好きにさせていいのが対応に悩みます。
また、成長に影響がでないか心配です。

 

A   偏食はお母さんにとって、頭の痛いことの一つですね。し かも毎日毎日悩まなくてはならないのですから、おざなりにできません。「健康は食から」なんて言われると、気持ちも滅入ります。
 

通常、偏食は味の好き嫌いが原因と思いがちです。でも、 発達障害のある子どもたちの偏食理由は、他にもありえます。
 

一つは、味覚以外の触覚、聴覚、臭覚などが影響する場合です。色覚や温冷覚が関係していることもあるかもしれません。口の中の感触とか、噛んだ時に聞こえる音がどうしても 嫌だ、というようなことです。お子さんがどこで反応しているか、確かめておく必要がありそうです。
 

二つ目は、勝手に思い込んでいる場合です。
他の子どものピーマントークを聞いて、「ピーマンは毒だ」と思い込んでしまうなどです。


三つ目は、お母さんが必死の形相になってはいないか?です。
お母さんの表情や気持ちを敏感に察して、緊張しているかもしれません。

 

どの場合にせよ、偏食の理由の観察が必要になってきますね。知覚系であれば、どんな種類か。思い込み系であれば、 どうしてそうなったか、を知ることです。両方が混じっていることもありそうです。
 

「敵を知る」ところから作戦を立てましよう。
 

知覚系であれば、素材の調理法を変える等の工夫が出来るかもしれません。

思い込みであれば、それをどう訂正するか。
 

例えば、ピーマントークをしたお友達が「ピーマン美味しいね」と言ってくれたら変わるでしようか。あるいは、お母 さんが美味しい美味しいと食べる姿は、お子さんの好奇心を刺激し、警戒心を溶かしそうな気もします。

 

さて、偏食は大人になってどう なるのでしよう。発達障害のある青年たちやそのご家族から、偏食の話が出てくる ことはありません。何とか我慢していると、青年期に入る前には 消滅してしまうようです。

給食やお友達と食べる食事の機会は良いトレーニングになるのかもしれません。時間はかかっ ても、必ず慣れは生じていくようです。それまではお母さん とお子さんの格闘が展開されるのでしようが、勝利はお母
ん側にあるようですよ。

腰を添えて、どうぞ粘り勝ちをしてください。

えじそんくらぶ会報『カラフルライフ』Vol.65より転記

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